ハイスペックPC
はじめに
つい最近なのですが、PCを新調しました。私の用途は主にDTM、ビデオ編集、ゲームなので、ハイパワーなPCが必要になってきたからです。
こだわり
クリエイティブな用途に使用する場合、データの保護が重要になってきます。制作した作品のデータが消えてしまっては意味がないからです。
そこで、今回の構成はHDD(1TB)を4つ使用したRAID5ディスクをデータ保存用のドライブとし、システム用にSSD60GBを用意しました。容量は3TBになり、万が一HDDが故障しても、1台までなら復元可能となっています。
D.A.Wを動かすに当たって、高品質なサウンドカードが必要であるためPCIexpress接続の内蔵型サウンドカード「ESI MAYA44e」を選びました。 i
Padアプリ「ims-20」をリアルタイムモニタリングできます。
またCPUパワーを稼ぐためヘキサコアCPUのAMD1055T(現在は廃版になっていて後継は1065T)、メモリはDDR3 6GBと余裕を持たせてあります。CPUはクロックアップし、動作周波数は3360MHzとしています。
ケースは持ち運びができるようにハンドル付きのものを選びました。「Antec CM STORM SCOUT」というケースです。ガッチリしたつくりになっています。ゲーミング用ケースなのでファンの音が少し気になるのが欠点か。
グラフィック性能の面でもゆとりを持たせたかったので、「Sapphire Radeon HD5770 FLEX」と「Sapphire Radeon HD5770」のクロスファイヤにしました。 CrossFireXを構築するに当たって大容量の電源が必要になったので、電源は安定性も考えENERMAX MODU82+ 625モデルとしました。
当然このようなハイスペックを組むとなるとマザーボードもそれなりにいいものが必要です。今回はMSI社のSocket AM3プラットホーム最上位モデル「MSI 890FXA-GD70」を購入しました。計5本のx16スロットを搭載し8レーン×4本というレーン構成でのCrossFireXをサポートしています。
組んでみるとこんな感じです。
今回一番悩んだところはマルチモニタ環境
先ほど記述したグラフィックカード「Sapphire Radeon HD5770 FLEX」は最大同時出力モニタ数が4つもあります。DVI×2とHDMIさらにDisplayPortを使用して4画面への出力が可能になります。作業性の向上のためにこれをフル活用することにしました。
DEL製の23インチIPS液晶モニタU2311を縦方向に3枚並べサブディスプレイ (3240x1920)とし、Samsun製の27インチモニタをプライマリ(1920x1080)として設置しました。大きさは縦550mm 横975mmになります。
Dell U2311Hの特徴はDVI端子とDisplayPort端子を装備、USBポート、ピポッド対応、狭ベゼルといったところです。これによりDisplayPortを使ってマルチモニタ化できます。ATI Eyefinityを使って3つのモニタを一つのビッグデスクトップとしました。ベゼル補正は行っていません。これによって十分な作業スペースが生まれました。
ちなみにモニタスピーカーはヤマハのMS101Ⅱです。音は申し分ないのですが、小さいスピーカーなので低音イマイチです。
さいごに
今からハイスペックパソコンを購入するなら、IntelのSandybridge CPUを搭載しているものが良いでしょう。i3シリーズでもハイパワーです。マルチモニタ環境を構築するならHD6870がコストパフォーマンス的に優れています。液晶モニタを購入する場合はIPS液晶、またはVA方式の液晶を購入するようにしましょう。画像の美しさが全然違います。
以下3D MARK 11 V1.0.1 のベンチマーク結果です。
スコア4592
Processor clock
3959 MHz
Physical / logical processors
1 / 6
# of cores
6
Graphics Card
# of cards
2
SLI / CrossFire
On
Memory
1024 MB
Core clock
850 MHz
Memory clock
1200 MHz
Driver name
Driver version
8.821.0.0
Driver status
Not FM Approved
General
Operating system
64-bit Windows 7 (6.1.7600)
Motherboard
MSI 890FXA-GD70 (MS-7640)
Memory
6144 MB
Module 1
2048 MB Nanya Technology 9 @ 800 MHz
Module 2
2048 MB Nanya Technology 9 @ 800 MHz
Module 3
1024 MB Nanya Technology 9 @ 667 MHz
Module 4
1024 MB Nanya Technology 9 @ 667 MHz
Detailed scores
3DMark Score
P4592
Graphics score
4540
Physics Score
5739
Combined Score
3787
GraphicsTest1
23.31 FPS
GraphicsTest2
22.93 FPS
GraphicsTest3
27.81 FPS
GraphicsTest4
12.48 FPS
PhysicsTest
18.22 FPS
CombinedTest
17.62 FPS
Settings
Default settings used
Yes
Edition
Screen Width
1280
Screen Height
720
Msaa Sample Count
1
Texture Filtering Mode
Trilinear
Max Af Anisotropy
1
Tessellation Detail
5
Max Tessellation Factor
10
ShadowMapSize
5
Shadow Cascade Count
4
Surface Shadow Sample Count
16
Volumetric Illumination Quality
5
Ambient Occlusion Quality
5
Depth Of Field Quality
5
Enable Window Mode
Off
Enable Vertical Sync
Off
Enable Triple Buffering
Off
Enable Wireframe
Off
Color Saturation
100%