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DoCoMo スライドキーボード付きスマートフォンL-04Cのレビュー

Androidでの文字入力について

スマホも1年半くらい使い続けてきて、タッチスクリーンでの入力も慣れました。それでも体が勝手に動く位にスムーズには全然動いてくれません。フリックでも私は入力が超遅いです。

そこで思いついたのがスライド式キーボードを搭載したモデルがないかということです。キーボードなら文字もかなり快適に打てるはず。現在(2011年10月11日)はDoCoMoではL-04CというLG社から発売されているアンドロイドケータイしかありませんでした。

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激安なスマートフォン

L-04Cの価格を調べてみると新品がオークションで¥5000で買えます。これは少し前に機種変更0円で端末を配りまくったため、市場に出回っているのはソレだということです。¥5000なら買ってみて失敗でも痛くないですね。よほど売れなかったんでしょう…。ちなみに発売日は2011年3月6日と半年ちょっと前くらいですね。

スペック

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・横スライド式物理QWERTYキーボード搭載
・サイズ:116×58×15.3(単位mm)
・パネル:3.2インチHVGA(480×320、TFT、静電容量式、64Kカラー)
・CPU : Qualcomm MSM7227 600MHz
・メモリ:ROM 1024MB/RAM 512MB
・カメラ:320万画素CMOS、顔検出機能搭載
・3つのソフトキー(メニュー、戻る、検索)
3つの物理キー(電話をかける、ホーム、電話を切る)
・連続待受300時間/連続通話330分
無線LANIEEE 802.11 b/g準拠
Bluetooth:2.1+EDR(HFPHSP、OPP、SPP、A2DPAVRCP、PBAP、FTP
・OS:Android2.2(Froyo)
Divx/Xvid標準対応
・カラー:ホワイトシルバー1色
Flash/Flash Lite対応はありません

L-04Cのスペックで重要なのはFLASHが未対応なことと、CPUとRAM、後は解像度です。

CPU

Qualcomm MSM7227 600MHz ということで「一世代前のCPU」です。初代エクスペリアSO-01Bが1GHz Qualcomm Snapdragon QSD8250のCPUなので、エクスペリアよりも性能が落ちます。

RAM

512MBと容量はたっぷり、CPUを考えると理想的な容量です。ちなみに初代エクスペリアは256MBです。

解像度

480x320 3.2インチ 64Kカラー と、かなり低クオリティな液晶です。実際見てもイマイチすぎる解像度、視野角もちょっと狭いか、ギャラクシーと使ったことがあれば、L-04Cで動画を見ようとかは考えられません。

使用感

評判は悪くなかったので、期待はしていたんですがキーボードがそこまで早く入力できるわけでもなかったのが残念です。パソコンならタッチタイピングといって、キーボードを見ずに画面を見続けて文字を入力できる方法があって、便利でよいのですが、スマホの小型なキーボードだと、タッチタイピングは困難です。

遅い

マルチタッチに対応しているので「初代エクスペリアの液晶感度が少しよくなった」といったくらいの早さ、600MHzの割には安定しています。Gmapは快適でした。GalaxySに比べるとすごい遅くてガッカリです。

熱い

熱いです。バッテリーかと思ったらCPUでした。ブラウザでネットを見てたりしたら、背面のCPUがある辺りがメチャ熱くなってきます。どうやら仕様のようです。CPUが熱くなるのは仕方ないですが、もう少しぬるめにできなかったのでしょうか。こちらはクロックダウンすることで対策が可能のようです。

使いやすい

先ほどキーボードが想像していたほど使いやすくないといいましたが、使いにくいわけではありません。むしろ使いやすいです。画面のスクロールも矢印キーでできますし、マウスカーソルを操作することも可能です。「戻る」や「ホーム」、さらに「検索」などのボタンもキーボードに付いているので、キーボードで全て操作することも可能です。

個人的にタッチスクリーンは非常にセンシティブで誤作動が多い入力方法だと感じているので、こういった確実で早い入力デバイスがあると作業が快適でよいです。

まとめ

以上をまとめると、遅いけどそこまで遅くはなく、使いやすいさは高い、といった評価になります。特に昔のケータイでネットを見ていた方は、ボタンでスクロールさせる感覚等が指になじむことでしょう。値段が安いことを考えると今は特におすすめです。