ライターのツールとしての「ChromeBook」 究極の断捨離とはいえないか?
ライティングツール
よく、物書きのかたは「ネットに繋げていないPCでものを書く」といいます。
余計な誘惑を断つという方法ですね。
これは何にでも言えることだと思います。
仕事中はスマホをオフにするだとか、必要なもの以外は持たないとか。
そこで今思い浮かんだのがライティングツールといった面から見た「ChromeBook」。
どういったことなのか、以下に書いていきます。
断っておきますが、わたしはChromeBookを持っていません。すべて推測です。
最小限のアプリとストレージ
ChromeBookはストレージが非常に少なく。16GBが標準です。
データはクラウド上で取り扱うので不要ということなんですね。
アプリも既存のOSのようにいろいろ選ぶといったものではなく。限られたあるものを使うといった感覚。
もちろんアプリもクラウドなので、ネット環境が必要です。
でも、オフラインでもライティングはできるでしょう。文字を打つだけですからね。
そう考えると。ChromeBookは究極の断捨離をしたライティング用のPCなんじゃないかと思えてくるのです。
ノートPCとChromeBook
例えば、執筆の邪魔になりそうなことを考えてみます。
ざっと挙げてもかなりありますね。
書く。という創造的な行為には邪魔なものばかりです。
しかし、クラウドに究極に特化したChromeBookならどうでしょうか。
ネットで仕事をしているのでネットサーフィンの魅力は消え去らないですし。各種SNSもしかりです。
しかし、Chromeブラウザを仕事専用にしてしまえば、ふらふらとどこかへ行くことも減りそう。やれることが限られているので目の前の仕事に集中しやすいと言えます。
AndroidやiPadではどうなのか
では、タブレットと比べるとどうなのでしょうか?
機能が限られているという点では共通していますね。
まずNGなのはiPad。マウスが使えません。
さらに、各種アプリの連携が全くできないので仕事で使ってもいいことはないといえます。
Androidはマウスが使えたり、アプリ連携も協力だったりと便利です。設定次第では仕事で使えなくもないでしょう
Androidは設定をするのが面倒なので、そこがマイナスです。
iPad、Androidどちらにもいえることなのですが、シングルウィンドウなのは効率がよくない気がします。
結局、タブレットはタッチに最適化されたOSがゆえに、使いづらいと言わざるをえません。
最低限を求めるとChromeBookに行きつく
現在発売されているChromeBookのスペックを見てみましょう。
HP Chromebook 11
仕事で使うとなると気になるのがRAM、メモリです。
ネットから情報を集めて仕事をすすめる(タブをたくさん開く)ようなタイプには動きが遅くてイライラするかもしれません。
もっともChromeOSでのRAM2GBがどれだけのものかというところでもあります。
常駐ソフトがほぼ無いだろうし、それなりにサクサクではあるはず。
しかし、コストからいってもそんなに速さは追求していないでしょう。
考え方を変えると、たくさんタブを開いてネタを集め、記事を書くようなライティング方法で無ければ問題ありません。
ネタがオリジナルならば、あとは自分の想像力との勝負です。エディタだけ開いて書く場合、ストレスになることはないでしょう。
IMEはGoogleIMEなのでATOK派のヒトはアウト、現在のChromeBookだと、US配列のキーボードになることにも注意が必要です。
バッテリーはしっかり持つようになっているのが嬉しいところ。
それにしても、データさえも手元にない(クラウドに保存)のはすごい。まさにノマドですね。
ブログを書くとすると
プロのブロガーがよく使用しているモバイルパソコンといえばMacBook Airです。
たまに、見栄っ張りなヒトがMacBook Proを使っているくらい。
つまり、マシンパワーが必要ないんですね。
だけど、MarsEditのようなブログエディタは必要になってきます。
これは由々しき問題だと思います。ブログは写真を含めたメディアですから、両方を含めたレイアウトで書き進めていかないと、イメージが整いません。
下書きをChromeBookでやって、仕上げを別のPCでするというのもなんだか面倒です。
ChromeBookでブログ更新はキビシイ。といったところでしょう。
ライティングツールに特化したChromeBook
画像や動画を扱うにはマシンパワー的に厳しく、できることは文書作成、ネットとメールのやりとりだけ。
実際はできなくもないのでしょうが、言ってしまえばそんなものだと思います。
だけど、そこに見えてくる可能性。
ライティングツールとしての究極進化型のノートブック。
シンプルに仕事をする。
そんなニーズに答えるニッチなマシンはChromeBookだけだと思うのです。