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Bose Sound Sport Free Wireless Feadphones のレビュー

はじめに

今回はイエローを購入した。BOSEが満を辞して発売したトゥルーワイヤレスイヤホン「BOSE Free SoundSport」気になっている方は多い。
今回は購入後3ヶ月使用してみての印象を述べる。

主な仕様

  • StayHear + Sport チップ
  • 音量に合わせて変化するイコライザー
  • 防滴仕様 IPX4
  • 1回の充電で5時間、ケースで2回分充電、約10時間、15分の急速充電で45分間の使用

高級イヤホンとまではいかない価格帯だが

本イヤホンは価格が約¥29,000とトゥルーワイヤレスイヤホンの部類では高めの価格帯だ。
しかしオーディオの世界では安い部類のイヤホンである。
例えばアイススケート羽生結弦君が愛用していることで有名なSHUREのイヤホンは倍以上の価格のものがある。
完全ワイヤレスということもふまえて、音質の点では「普通」といった印象を購入前に受けていた。

BOSEクオリティの本気を感じるサウンドクオリティ

ところが、実際に聴いていると、無線とは思えない素晴らしいサウンドが待っていた。
バランスのいい音域と、柔らかくて力強い低音の表現。
音量も十分で小さな本体からは想像できない迫力だ。
その代わり、音量を最大にすると明確に音漏れする。騒がしいところで使うのであればいいが、図書館などの静かな場所では音量を絞る必要がある。

失くしても安心 追跡機能「FIND MY BUDS」

なんと本イヤホンにはGPSによる位置情報記憶機能が搭載されている。
専用のアプリで設定する必要があるのだが、この機能があるだけで安心する。
というのは、トゥルーワイヤレスイヤホンは耳の形状にフィットして脱着する仕組みになっている。
本イヤホンの場合、くるっと回して耳に引っ掛けて装着する。スマートでフィット感も良いのだが、いかんせん外れやすい。腕が少しでも触れると「ポロり」と落ちてしまう。
ポケットに裸で入れておいたら存在を忘れるくらいに小さい。
そう、完全ワイヤレスイヤホンは失くしやすいのだ。 そういった点をしっかり把握して、追跡機能をつけたBOSEは素晴らしいと言える。

完全ワイヤレスの欠点である遅延は大きい

完全ワイヤレスイヤホンは音の遅延が発生する。動画などを見ていると音声がズレる現象だ。
本イヤホンも例外なく遅延が発生する。非常に気になるだろう。
動画鑑賞、ゲームでは使い物にならない。それくらいにハッキリと遅延する。0.2秒ほど遅れると感じる。
なので音楽鑑賞専用のイヤホンと考えておいたほうがよい。
ちなみに遅延が少ないイヤホンはアップルのうどんイヤホンとされている。

さいごに

本イヤホンの音のクオリティは本物で、価格に見合ったものだといえる。
しかし、¥29,000の価格なので当然といえばそうだ。なので「絶対に買い」「コスパ最強」とはならない。 音にこだわりがある方や、普段からイヤホンを使う頻度が高い方にはオススメできる。
音楽を聴くということは、現代では何気ないことに感じる。しかし、ひと昔前までは、生で聴くしかなかったのだ。実はとても素敵で、高尚な時間なのである。
音楽をもっとよい音で聴ければ、より音楽の発する芸術に触れることができる。
その先には、価格に見合った体験が待っているだろう。